【平成30年分】確定申告の必要書類とやり方、確定申告が必要な人とは?

投稿日:2019年3月5日 更新日:

確定申告は、毎年2月の中頃~3月の中頃までに行う「自分の所得を申告し、納めるべき税を納める」ための申告になります。

今年の確定申告は、2月18日(月)~3月15日(金)までです。

基本的に「勤め先が1つ」で会社や勤め先で「年末調整」を行った人は対象となりませんので、確定申告をする必要がありません。

ですが、「医療費控除」や「住宅ローン控除」「寄附金控除」などで、払いすぎた税金を取り戻す(控除してもらう)場合は、年末調整とは別途で申請が必要です。

平成30年分の確定申告は、平成29年1月~12月31日までの分が対象となります。

【国税庁】確定申告書のダウンロード、手引きはこちら
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/yoshiki.htm

確定申告が対象となる人は?

次のいずれかに当てはまる人は、確定申告が必要な人です。

1:個人事業主(フリーランス)
2:不動産賃貸業をしている
3:年間の給料が2,000万円を超えている
4:給与を2箇所以上から貰っている
5:副業などで収入がある(年末調整済みの人は副業の利益が20万以上の場合)
6:身内の会社から給料以外の収入がある(家賃収入など)
7:外国企業から受け取った源泉徴収されていない退職金などがある人
8:年金受給者で、確定申告不要制度を利用できない人
9:110万円を超える財産の贈与を受けた人や、贈与税減税の制度を利用する人

また、パートやアルバイトの人で年末調整を行っていない人は、年収103万円(月収8万8000円)以上の場合に確定申告が必要になります。

※年収103万円以下の人は所得税がかかりません。

確定申告の期日は「3/15」までですが、確定申告が必要な人が期日を過ぎてしまった場合「期限後申告」となり「無申告加算税」や「延滞税」が加算されるので注意が必要です。

対象になる人についてもっと詳しく知りたい人は、国税庁の確定申告特集にて確認ができます。

確定申告特集:申告書の提出が必要な方とは
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/teishutsu.htm

確定申告をしたほうが良い人は?

こちらは確定申告をすることで税金が控除されお金が戻ってくる「還付申告」です。

該当する人は自分で確定申告をしないと損をしてしまうケースです。

会社で年末調整をしたサラリーマンやOLの方も、下記に当てはまる場合は自分で確定申告を行うと税金がお得になります。

1:医療費を1年間で10万円以上支払った(医療費控除)
2:医薬品を1年間で1万2千円以上購入した(セルフメディケーション税制)
3:ふるさと納税などで2千円以上の寄付をした(寄附金控除)
4:家の購入などで住宅ローンを組んだ(住宅ローン控除)

また、控除とは別に下記に当てはまる人は確定申告をすると払いすぎた税金が戻ってきますので、自分で確定申告が必須になります。

5:年度の途中で退職し、年を越えるまで再就職しなかった人
6:退職金を受け取る際、退職所得の受給に関する申告書を出していない人
7:アルバイトなどで年収103万円以下の人で、毎月給料から所得税が引かれている人

こちらの税金が戻ってくる「還付申告」の場合、確定申告の期日「3/15」までに間に合わなくても「5年間」申告できるものになります。

例:平成30年分の還付申告をしたい場合

2019年1月1日~2023年12月31日までに確定申告が可能

例:平成28年分の還付申告をしたい場合

2017年1月1日~2021年12月31日までに確定申告が可能

つまり、確定申告の期限とは関係がないため「過ぎた!」と思っていても5年間さかのぼって確定申告することが可能です。

【国税庁】還付申告についての詳細はこちら
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2030.htm

確定申告が不要な人とは?

チェックリスト

下記に当てはまる場合は、確定申告をしなくても良いケースになります。

1:年末調整を行っていて、他の所得の合計が20万円以下
2:2つ以上働いているけど、年末調整しなかった所得の合計が20万円以下
3:パート・アルバイトなどで年収が103万円以下かつ、所得税が引かれていない人
4:前年度(平成30年度)の収入が無い人

副業などをしている人は、年末調整をした以外の所得合計が20万円以下であれば確定申告をする必要がありません。

パート・アルバイトや主婦の方の場合は、年収が103万円以下で源泉徴収などで所得税が引かれていない人であれば確定申告は不要です。

また、前年度の収入が無い人は申告するものもないため不要ですが、現在無職で前年度に20万円以上の収入があった場合に申告すると還付金が戻ってくることがあります。

無職の人でも、前年度に年末調整を行っていない収入がある人は確定申告をしたほうがお得ですので忘れずに確定申告を行いましょう。

【国税庁】中途退職で年末調整を受けていないとき
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1910.htm

確定申告に必要な書類とは?

確定申告の際に必ず必要になる書類は下記の通りです。

1:本人確認書類(番号確認+身元確認の2種類)
2:源泉徴収票(平成30年分または、該当年分)
3:各種添付書類(控除や申告内容によって異なる)

また、

4:確定申告書A(個人の人)
4:確定申告書B(事業者の人)

こちらの用紙は

・税務署で貰う(郵送依頼も可能)
・国税庁のホームページよりダウンロード(印刷)
・確定申告書等作成コーナーで作成する(用紙の入手不要)

の3つの方法で用意する必要があります。

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、ネット上で確定申告書の作成&ネットから提出または、印刷して提出が出来るので用紙の用意は不要です。

【国税庁】確定申告書等作成コーナーはこちら
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

本人確認書類とは?

マイナンバーカード

こちらは

・マイナンバーの分かる書類
・身元の確認ができる書類

2つで「本人確認書類」となります。

e-Tax(イータックス/電子申告)で申告しない場合、確定申告書類にマイナンバーの記載が必要になり、コピーの添付(提出または提示)が必要になります。

また、マイナンバーを証明する書類として身元の確認が出来る書類を別途で添付(提示または提出)する必要があります。

「マイナンバーカード」を持っている場合

写真付きのマイナンバーカードは、番号確認書類と身元確認書類が1枚でできるためマイナンバーカードひとつで完了できます。

提出の際は、裏面と表面それぞれのコピーが必要になります。

「マイナンバーカード」を持っていない場合

この場合は、マイナンバーの分かる書類として

・通知カード
・マイナンバー入りの住民票

いずれかの用意が必要です。

また、身元確認書類として

・運転免許証
・パスポート
・健康保険証
・住民票(マイナンバーの証明に使った場合は、別で身元確認書類が必要)

など、身元の確認できる書類を別途で用意し2点のコピーが必要になります。

こちらの詳細は下記にて確認が可能です。

確定申告特集:重要なお知らせ<申告手続きには>
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-mynumber1.htm

各種添付書類とは?

医療費控除の明細書

こちらはあなたの申告内容により異なります。

例)医療費控除の申告をしたい場合

平成28年分までは「医療費の領収書」が必要でしたが、平成29年分からは領収書の提出は不要になりました。

代わりに、領収書を元に作成した「明細書」の提出が必要となり、領収書は「5年間」の保管が必要です。

・医療費控除の明細書
・セルフメディケーション税制の明細書

こちらは、上記のいずれかの控除を選び該当する明細書を作成します。

ちなみに、用紙をダウンロードし手書きで作成もできますが国税庁の用意している確定申告書等作成コーナーを利用すれば下記を利用することができます。

・医療費集計フォーム(エクセルで集計できる)
・ネット上から医療費控除の申告書作成

確定申告特集:医療費控除の準備はこちら
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/iryouhikoujo.htm

その他、申告書に添付・提示する書類の詳細は下記で確認ができるため「自分は何が必要なのか?」確認をしてみてください。

【国税庁】申告書に添付・提示する書類
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki2017/b/04/4_01.htm

確定申告のやり方、流れとは?

確定申告をする方法は下記4つから選べます。

1:税務署へ行き、税務署で申告書の作成
2:確定申告書類を用意し、手書きで作成⇒税務署へ提出
3:確定申告書等作成コーナーから、ネットで申告書の作成
4:e-Taxを利用し、ネットで電子申告

詳細は下記の通りです。

1:税務署へ行き、税務署で申告書の作成

【1】管轄の税務署の開庁時間に行く(平日午前8時30分から午後5時まで)
【2】確定申告時期は混み合うため、順番まで並んで待つ
【3】職員の人の説明を聞きながら、確定申告書類の作成
【4】その場で提出
【5】納税がある場合、納税
【6】還付金がある場合、約1ヵ月半後に振り込み

メリット

・職員の人に分からないことを聞ける

デメリット

・基本、平日しか空いていない
・開庁時間が決まっている
・並ぶ、時間が掛かる
・忘れ物が合った場合、何度か通う必要がある

お近くの税務署の所在地を調べるならこちら
https://www.nta.go.jp/about/organization/access/chizu.htm

2:確定申告書類を用意し、手書きで作成⇒税務署へ提出

【1】必要書類をダウンロード等で手元に用意する
【2】自宅などで確定申告書類を作成する
【3】税務署へ行き提出または、郵送で提出
【4】納税がある場合、納税
【5】還付金がある場合、約1ヵ月半後に振り込み

メリット

・好きな時間に作成できる

デメリット

・手書きのため間違っていた場合は再提出が必要
・全て自分で調べて作成する必要がある

確定申告書類のダウンロードはこちら
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/yoshiki.htm

3:確定申告書等作成コーナーから、ネットで申告書の作成

【1】国税庁の確定申告書等作成コーナーを開く
【2】「作成開始」より作成「書面提出」を選び、画面の内容に従い入力
【3】作成した申告用紙や添付台紙を印刷し、郵送または税務署へ行き提出
【4】納税がある場合、納税
【5】還付金がある場合、約1ヵ月半後に振り込み

メリット

・好きな時間に作成できる
・途中で保存&再開することができる
・必要な書類など、全て画面上に出るため提出忘れの心配がない
・画面に従って入力していくだけなので、簡単
・分からない場合も、よくある質問やご利用ガイドなどで解決できる
・下記4つの申告書等が作成できる
所得税
決算書・収支内訳書
消費税
贈与税
・過去の年分の申告書の作成もできる(平成26年分~平成30年分まで)

デメリット

・利用できない人もいる(特殊な申告の場合)

確定申告書等作成コーナー(利用できない人の詳細)はこちら
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

4:e-Taxを利用し、ネットで電子申告

【1】e-Taxを利用するために事前準備をする
【2】e-Taxソフトまたは、確定申告等作成コーナーのe-Tax提出より作成
【3】ネットでそのまま電子申告する
【4】納税がある場合、納税
【5】還付金がある場合、約1ヵ月後に振り込み

メリット

・好きな時間に作成できる
・税務署へ行かずに提出もネットで送信できる
・ネット上で全て完結できる(次回の申告も楽に出来る)
・e-Taxソフトではなく、確定申告書等作成コーナーも利用できる
・申告書の提出の際、マイナンバーカードや運転免許証等の添付書類不要
・他にも提出を省略できる書類がある(源泉徴収票など)
・還付申告の場合、お金が振り込まれるのが早い

デメリット

事前準備必須
・パソコンの利用環境を整える必要がある
・マイナンバーカードとICカードリーダライタを用意する
・上記が無い場合、税務署でID・パスワード方式の届出完了通知を入手する
・e-Taxソフトが分かりにくい

平成31年1月より、e-Taxの簡略化が行われ以前よりもe-Taxを利用する手続き等が楽になりました。

また、

・マイナンバーカード方式
・ID・パスワード方式

2つから選べるようになったため、マイナンバーカードやICカードリーダライタを持っていない人でもe-Taxでネットから確定申告書類を送信をすることが可能です。

ですが、ID・パスワード方式は税務署で届出完了通知を発行してもらう必要があり、マイナンバーカード方式が浸透するまでの暫定的な処置のため3年を目処に終了します。

今後もe-Taxで提出をしたい場合は、早めにマイナンバーカードを入手しておく必要があります。

e-Taxの詳細はこちら
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/iikoto.htm

おすすめは、確定申告書等作成コーナー+e-Taxで提出

確定申告書等作成コーナーでは、

・印刷して書面提出する
・e-Taxで提出する

2つの提出方法から選べます。

e-Taxを利用するための事前準備が終っていない場合は「書面提出」を選ぶこととなりますが、事前準備が済んでいる場合は「e-Taxで提出」するが断然便利です。

確定申告書の作成も画面に従って入力していくだけで作成ができ、ネット上から申告手続きが完了できます。

e-Taxで提出する際は、マイナンバーカードや源泉徴収票などの添付書類も不要となるためコピーをする必要がありません。

また、e-TaxソフトにはWEB版、ダウンロード版、スマホ版とありますが作りが古く扱いにくいため、確定申告書等作成コーナーを利用するのが分かりやすいです。

今後は、マイナンバーカードとICカードリーダライタを利用した確定申告が主流となってくるのでまだ持っていない人は早めに用意しておくと安心です。

マイナンバーカードの取得についての詳細はこちら
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/

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まとめ

確定申告はお済みですか?

平成30年分の確定申告・納税の期限は3月15日(金)まで。

個人事業者の消費税および地方税の申告・納税期限は4月1日(月)までです。

医療費控除や寄附金控除などの還付申告の場合は、上記の確定申告の期間に係わらず5年間申告が可能です。

確定申告が必要になる場合、自分で申告書の作成が必要となるためとても面倒で分からないことだらけですよね。

そんな時は、国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用しましょう!

平成31年1月よりTOPページが一新され以前よりも分かりやすくなっています。

また、毎年国税庁が用意をしている「確定申告特集」も初めて確定申告する人にとって分かりやすい内容で申告・納税の手続きについて説明してくれています。

毎年何かと法改正等で申告内容に変更があるため、確定申告が初めてではない人でもかなり役に立ちます。

確定申告がまだ済んでいない人は早めに準備をしましょう!

確定申告特集:初めて確定申告される方はこちら
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/hajimete.htm

-納税・申告

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